2009年2月2日月曜日

フライスにデジタルスケールがついた

プロクソンの小型フライスを使っています。プラケースにスライドスイッチ用の角穴を開ける時などに重宝しているのですが、X-Yテーブルの送りハンドルのバックラッシュ(遊び)に手を焼いていました。バックラッシュがあるのは当然のことだとは思うのですが、それを考慮に入れてもハンドルに刻んである目盛がなんか信用できない。ハンドルの目盛を頼りに四角くぐるっと一周しても元の位置に戻らないんです。
いらいらは募り、ついにデジタルスケールを装着することにしました。かなり高額なものなんだろうと思っていたら、探したら結構安いのがあったんです。

昨今はこの手のフライスを改造してコンピュータNC化するキットなども比較的安価(といっても20万円くらいはする)に買え、それを使えばNCデータを作成するだけで加工は機械任せにできます。しかし…そこまで一足飛びにやるべきか?とりあえず練習の意味を込めて手動でもきちんと図面通りに加工できるレベルに到達することが大切と考えました。

右の写真はX軸側、左下のはY軸側です。3×30mmのアルミ材に固定し、そのアルミ材をテーブルに固定しています。スライダー部の裏側には同じアルミ材やLアングル(今回は手元にあったアルミ製のブックエンドを切って利用)をねじ止めしています。困ったのはテーブルの壁面が垂直じゃないこと!微妙に下方向にすぼまってる。あと、ねじの頭が引っかからないように皿ネジにしたり、ハンドルのコラムが邪魔でタップ(ネジ切りの道具)のハンドルが回せないところにある穴はタップタイトねじを使ってねじ切りしたり…。まあいろいろと、現物合わせで苦労しましたが、なんとか形になりました。

このX-Yテーブルは左右に約140mm(=±70mm)、前後に110mm移動しますので、デジタルスケールはどちらも150mmまで計測可能なタイプにしました。ゼロ点合わせ、インチ/ミリ切り替えの機能がついて1本税込3,780円と安価でした。ちゃんとしたモノでしたよ。バックル付きの木箱に入って、合格検査証も入ってたし。でも…たぶん某国製なんでしょうね、取説の説明と現物が合わない…ボタンの数が違うし…。

あと、通常デジタルスケールにはリードアウト端子が出ていて外部表示装置をつなぐことができるようになっているのですが、今回購入したものは端子がありませんでした(涙)。取説上はあることになっているのに。諦めきれずに分解して中をのぞくと…ありました!それらしきものが。オシロで観測してみるときちんと信号が出ています。ラッキー!ケースの外には出てないけど、基板上にはあったのです。むふふ。そのうちLEDの表示器作ろっと。ケースに穴あけて。おっと、右の写真、ピンボケですな…。

ちなみにデジタルスケールの購入先はスリースカンパニーでした。きちんと使えるし、質感も悪くないし、値段考えると十分満足。他の特価商品としてデジタルノギス1,400円(!)などがありました。うぉっ、安すぎる…。

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